?ファイナルファンタジー2の攻略 > ファイナルファンタジー2の考察 > 難しい? 最終更新日 2004/08/28
FF2は一般的には難しいと言われていますが、ある程度慣れたプレイヤーはすごく簡単と言います。いったいどちらが正しいのでしょうか? スルメなりの見解を示します。GBA版はまだ発売されていないので、わかりません。しかし、基本的にはWSC版やPS版と同じでしょう。
簡単にまとめると次の3点にまとめることができます。
全然、まとまっていないぞと突っ込まないでください。デスライダーの反則的な攻撃力の高さは、ブラッドソード効果がついている点に集約されます。
他にもいろいろありますが、説明の都合により端折ります。
簡単にまとめると次の3点にまとめることができます。
たった3つのことを、押さえるだけでFF2はダメージすらほとんど受けずに進める。すごく簡単なゲームだったわけです。
WSC版やPS版は、バグがなくなりきちんと全体攻撃魔法(全体特殊攻撃)を食らっても魔法防御レベルが上がるようになっています。これにより、特殊攻撃やブラッドソード効果を除く追加攻撃を普通に進めていても無効にすることができるだけの魔法防御を得ることができます。WSC版やPS版しかやったことがないプレイヤーは、モルボルグレートやクアールが強いといっても実感がないと思います。
FF2を簡単に進めるコツの1は、RPGの基本です。これができないなら、RPGに向いていないのでやめたほうがいいでしょう。
FF2が難しいと言われる理由は、2と3が理解しにくいからと考えるのが妥当です。
すみません、FC版のFF2の説明書は紛失しているので詳細不明です。しかし、防具の耐性や回避率が重要とはひとことも触れられていなかったと思います。少なくともFF1・2では、回避率についてはほとんど触れられていません。
回避率についての説明は、皆無です。防具の耐性についての説明もありません。ただし、WSC版やPS版はヘルプで耐性について見ることができます。
FC版のころの攻略本や攻略雑誌は、回避率についての説明は皆無です。耐性については、リボンぐらいしか触れられていません。それどころか、A・Bキャンセルやパーティアタックといった、百害あって一利なしの裏技を紹介している始末です。
WSC版やPS版の攻略本は、きちんと回避率について触れているものもありますが、重装甲&2刀流を推奨した自殺願望があるとしか思えないとんでもない攻略本も存在します。さすがに、防具の耐性についてはきちんと説明してありますが、魔法防御レベルが簡単に上がるWSC版やPS版は防具の耐性を気にしなくても特殊攻撃を受けることはないので、実はほとんど意味がありません。
FF2のゲームバランス自体は、難しいどころか簡単すぎるぐらいです。しかし、説明書やゲーム中どころか、攻略本でさえ間違った攻略を行っているために、一般的には難しいと言われているのでしょう。ゲームバランスは、最初から簡単なわけですから、下手にバランスを変えるより、説明書やゲーム中で、回避率が重要だと明記すれば問題ないと思うんですけどね・・・。
しかし、回避率が理解できていないと、自称最強のパーティでも簡単に全滅してしまうとんでもないバランスのゲームです。回避率がどれだけ重要かをこれから説明していきます。
回避率はaa-bb%と示されています。aaを回避レベル、bbを回避確率と呼ぶことにします。
敵の攻撃を回避できる、最大の回数です。ブリンクで一時的に上げることができます。
何回も敵の攻撃対象になれば、回避レベルは上がります。実際に受ける必要はなく、敵の攻撃を回避したり、敵の攻撃を受ける前に倒しても問題ありません。
実際に上げるには、次の2点に気をつければいいでしょう。
A・Bキャンセルやパーティアタックは、百害あって一利なしと表現したのは、これらの裏技を使ったら回避レベルが上がりにくくなるからです。
攻撃力が高い→敵が簡単に死ぬ→敵から攻撃を食らう回数が減る→回避レベルが上がらない
A・Bキャンセルをしなくても、熟練度の上がりにくいFC版でも武器のレベルは9レベルぐらいになります。9レベルあれば、簡単にクリアーできるので、A・Bキャンセルするのは、ただの時間の無駄です。ミシディアで武器を購入するのも、同じ理由で回避レベルが上がりにくくなります。
無駄に攻撃力が高くても、インプに全員混乱させられてパーティアタックで全滅するのがオチです。
HPが高い→敵が逃げる→敵から攻撃を食らう回数が減る→回避レベルが上がらない
最終的にHPが1000もあれば、問題ありません。アビスウォームにたつまき13を連射されたとしても、5~6回耐えれますし。ラスボスなどのフレアー16が直撃しても、ギリギリ1回は耐えることができます。どうしても心配なら、HP1500を目指しましょう。これなら、いんせき10+フレアー16を食らっても確実に耐えることができます。
HPが無駄に高くても、ブラッドソードを装備している敵(デスライダーなど)は1ヒットあたり最大HP/16のダメージを与えてくるために、HPが1万でも6万でも、8回ヒットの攻撃を2回食らったら死亡します。しかも、同時にダメージ分のHPを回復してしまいます。ラスボスもブラッドソードを装備しているので、HPが無駄に高いと与えるダメージが回復されるHPに追いつかなくなり倒すことができなくなります。
攻撃を回避できる確率です。しかし、それだけではありません。戦闘中の行動順や、すばやさの上昇確率、敵からの逃走確率などにも、影響します。これを99%にするのが、ファイナルファンタジー2の鉄則です。
簡単にいうと、盾を装備して軽装備をすればいいです。すばやさが99になれば、盾を装備しなくても回避確率が99%を維持できるので問題ありません。
盾を装備をして回避確率を上げる→ほぼ確実に敵より早く行動できる ↓ 戦闘後にすばやさが上がりやすい→回避確率がさらにアップ ↓ 敵に先制攻撃をかけやすくなる
回避レベルも高ければ、敵の物理攻撃にあたることすらありません。
重装備をして回避確率が0%→必ず敵が先に行動して大ダメージを受ける ↓ 戦闘してもすばやさが上がらない→いつまでたっても回避確率が0% ↓ 敵の先制攻撃を食らう
早い話、重装備&攻撃重視をしていたら、いつまでたっても回避確率0%になってしまうわけです。いくら、すばやさと回避確率を除くステータスが最高でも、デスライダー×4が出てくれば、2回攻撃を食らっただけで死んでしまいます。当然、敵の行動が終わるまでこちらは動くことはできないので、4回攻撃を食らってしまいます。
すばやさも低いので、先制攻撃(≠行動順)を食らう確率も非常に高いです。もし、デスライダー×4に先制攻撃を食らったら、8回攻撃を食らうまで行動できません。HP6万5千の4人パーティでもほぼ確実に全滅してしまいます。
回避率を上げれば、ファイナルファンタジー2は非常に簡単。回避率を無視すれば、いくら育てても全滅の可能性があるという恐ろしいバランスのゲームといえるでしょう。
攻略本や攻略雑誌が回避率を重要視せずに、パーティアタックやA・Bキャンセルなどの根本的に間違った攻略を蔓延させました。おかげでファイナルファンタジー2の本来のゲームバランスを知らないまま裏技を使い、ファイナルファンタジー2は裏技使ってもクリアーできないから難しすぎるという不遇な評価を受けているわけです。
FC版は、全体対象の魔法や特殊攻撃では魔法防御が上がらないバグのために魔法防御レベルが上がりにくいですが、それでも回避率と装備の耐性に気を使えばブラスター以外の特殊攻撃を食らう心配はありません。
WSC版やPS版は、バグが修正されたために魔法防御が高くなるので特殊攻撃や追加効果を受ける心配はありません。逆に回避率(回避レベル)は、上がりにくくなりました。しかし、デスライダーやラスボスなどの特に手ごわい敵との戦いだけ、ブリンク3で回避レベルを補正すれば普通にプレイするかぎり回避率9-99%以上にできるので楽勝です。
だまされたと思って、裏技を禁止して無駄な戦闘をせずにストーリーを追ってプレイしてみましょう。ファイナルファンタジー2の本来の絶妙なゲームバランスがわかるはずです。
ファイナルファンタジー2の攻略 > ファイナルファンタジー2の考察 > 難しい? 公開開始 2004/7/4